
Sankaでは引き続きユーザーの声を聞きながら、スピード感を重要視しながら製品改善を加えています。
12月のアップデートでは、日々の入力や管理をさらに快適にする改善をまとめてリリースしました。
Windowsやトラックパッドがないマウスの場合、Sankaのテーブルで横スクロールが、横幅の広いテーブルで操作しづらいという声をいただいていました。 今回、全ページで横方向のスクロールバーを表示するようにし、どの環境でも同じ感覚で操作できるようになりました。

横幅の広い表でもスクロールできる範囲が一目でわかる
スクロール位置が可視化され、マウスやトラックパッド操作でも迷わない
Windows / Mac を問わず、操作の一貫性が向上
レコードのフォームには関連レコード(アソシエーション)が表示されますが、運用によっては「必要な関係だけを見たい」「並び順を変えたい」という要望がありました。 この声を活かし、フォーム設定で表示するアソシエーションを選択し、順番も自由に並べ替えられるようになりました。



表示したいアソシエーションを選択し、不要なものは非表示にできる
ドラッグ&ドロップで表示順を変更し、重要な関連を上部に配置
入力画面がすっきりし、情報を探す時間を削減
データの出どころをより明確にするため、すべてのオブジェクトにレコードの作成元情報を追加しました。 UIで作成したのか、CSVでインポートしたのか、外部連携から生成されたのかが一目でわかります。
レコードソース プロパティ:UI / CSV / 連携など、入力経路を自動記録
レコードソース詳細 プロパティ:CSVインポートIDや連携の参照IDなど、具体的な識別子を保存
ビューやフィルターに使えるため、データの棚卸しや原因調査がスムーズに
人事・勤怠管理をより一元化するため、タレントモジュールに休暇申請を管理する新オブジェクトを追加しました。 マネージャーは休暇の付与ルールを設定し、従業員はその枠内で休暇申請を提出できます。
マネージャーが休暇種別ごとの付与日数や期間を設定
従業員が欠勤申請を提出し、残日数を確認しながら計画的に取得
欠勤履歴をレコードとして残し、チーム全体の稼働状況を把握

見積書や請求書などのPDFテンプレートが多くのユーザーに利用される中で、より細かなレイアウト調整を行いたいという声にお応えしました。 今回、テンプレートエディタを強化し、ページ単位での編集と自由な画像配置が可能になりました。
ページ単位でのレイアウト編集
複数ページにまたがる帳票でも、ページごとにレイアウトを切り替えて編集できます。 ページごとの余白や要素配置を整えやすくなり、長い明細でも読みやすい帳票を作成できます。
任意の位置にカスタム画像を配置
ロゴ、社印、署名画像、注意書きなどを、テンプレート上の好きな位置に貼り付けられるようになりました。 ブランド表現や運用ルールに合わせた、より自由な帳票デザインが可能です。
Sankaでは今後も、現場の声を反映しながら使いやすさと拡張性を高めていきます。

取引先が自社のポータルから注文の作成(発注)し、請求書の確認や商品や出荷状況の検索まで完結できるようになりました。
受注〜請求業務をSankaの外側まで拡張し、メールのやり取りやファイル確認の手間を減らします。

取引先はポータル上で注文登録・進捗確認・請求書ダウンロードを自己完結
販売商品や仕入先別の価格をポータル内で検索・比較でき、問い合わせ対応を削減
商品や注文ごとにプロパティ管理で閲覧・編集を制御し、安全に運用
ポータル経由の注文はSanka側の受注オブジェクトと双方向同期し、業務フローへの組み込みも容易
外部システム連携をさらに広げるため、SankaのAPIを一部のお客様向けに先行公開しました。
認証、エンドポイント、ドキュメントを整備し、自社のシステムとSankaの間でデータをやり取りできます。詳細はドキュメントをご確認ください。
Sankaの開発者ポータルでトークンの発行とスコープ設定が可能
主要オブジェクトのCRUDと関連エンドポイントは段階的に開放予定
実装ガイドやサンプルコードは https://docs.sanka.com/ja/developer/api で提供しています
ヘルプセンターとブログを新しくなったSanka Doc に統合し、検索性と更新頻度を高めました。
機能別ガイド、導入シナリオ、よくある質問を1か所で検索でき、Sankaのユーザーが情報を見つけやすくなりました。
オブジェクトやツール、基本コンセプトをまとめてナビゲーションを再設計
製品の更新時にドキュメントが反映される運用フローで情報の鮮度を維持
RSS購読とメール通知でアップデートを受け取り可能

最後に、多くのご要望をいただいていたCSVエクスポート機能が実装されました。
このアップデートで、SankaのレコードデータをCSVでエクスポートする際、CSVでヘッダー情報を自由に変えたり、固定値を追加できるようになりました。
外部システムが求める列順・固定値・エンコード・並び順でファイルを定義できるので、エクセル側での手作業整形を不要にします。
エクスポート時にで列順、区切り文字、エンコード、改行コードを設定可能
テンプレート機能でよく使うフォーマットを保存・再利用
列ごとに固定値を設定し、外部要件に合わせたデータを一括出力
オブジェクト間の関連プロパティも選択で追加可能
今回のアップデートにより、社外連携からデータ配信までを一貫してSanka上で完結できます。
Sankaでは今後も、ユーザーの皆様の声を反映しながら、製品の改善と新機能の開発を進めてまいります。
-- Sankaチーム
これまでSankaでは、1つのブラウザで「事業A用ワークスペース」と「事業B用ワークスペース」を同時に開いて業務を進めることが難しい状況でした。 今回のアップデートでは、各ワークスペースに一意の「ワークスペースショートID」を付与し、URLレベルでワークスペースを明確に切り替えられるようにしました。
各ワークスペースに数桁の short_id を自動採番(例:/12345678/orders/ のようなURL構造)
Workspace IDの自動採番ロジックにより、ワークスペースを横断的に管理することができるようになっています。
人気機能のSAN AI もワークスペースごとに呼び分けができるので、より安全にSankaを利用できるようになっています。
これにより、要望が多かった
複数ワークスペースをタブを開いた並行作業
「本番用」「テスト用」「クライアント別」など複数テナントの切り替え
がスムーズになり、これまで以上に安心してマルチワークスペース運用が行えます。
Sankaで、会社・連絡先・案件・売上請求・カスタムオブジェクトなど、様々なレコード同士を「アソシエーション」で接続できます。 今回のアップデートでは、このアソシエーション機能をさらに拡張し、ユーザー自身がラベルや関係性をより柔軟に設計できるようになりました。
次のような改善を行いました。
ワークスペース単位で自由にラベルを作成(例:請求先担当者、導入パートナー、親会社・子会社 など)
多言語表示をサポート。ユーザー作成ラベルは自動的に日本語ラベルにも同期
「どのオブジェクトからどのオブジェクトへ紐付けるか」を明示的に制御。さらに同じオブジェクト同士の紐付けも可能に
1対1 / 多対多などをメタデータとして保持し、UI側で選択数制限などのロジックに利用可能
「同じ関係でも、見る画面によって呼び方を変えたい」というニーズに対応するため、表示制御が行えます。
注文側では「請求先」、請求書側では「対象注文」のように、画面ごとに異なるラベル名を設定可能
カスタムオブジェクトのIDやオブジェクトスラッグをキーにして、コンテキスト別の表示ラベルを細かく指定
自動補完ロジックにより、登録されたオブジェクトごとのデフォルトラベルも自動生成
これらにより、従来の「固定型の外部キー」では難しかった、
「親会社」「グループ会社」「顧問税理士」など、現場に合わせた多様な関係の追加
標準オブジェクトとカスタムオブジェクトをまたいだ柔軟なリンク
などを、スキーマ変更なしで安全に運用できるようになりました。
見積書・請求書・発注書・納品書・領収書など、対外的に送付する帳票の「見た目」は、ブランドイメージや業務プロセスに直結します。 今回のアップデートでは、PDFドキュメント生成基盤を全面的に見直し、より自由度の高いカスタマイズが可能になりました。
各ワークスペースごとにテンプレートを管理が可能に
テンプレートの複製はもちろん、社印やロゴの位置調整なども自由自在。細かなレイアウト調整が可能
プレビュー機能をを利用して、「画面で見たレイアウトそのまま」のPDFを生成できます
日付フォーマット・通貨もワークスペース設定に合わせて自動適用
テンプレート内では、Sanka上のプロパティやカスタム項目を自在に差し込めます。
会社名・取引先名・合計金額・税額・支払期日などの標準フィールドに加え、カスタムフィールドも指定可能
商品項目や小計・税額・割引・支払条件など、帳票特有のロジックをテンプレート側で表現、インボイス制度の要件にも対応
アソシエーションラベルとも連動し、関連先の情報(例:請求先担当者、配送先)を動的に表示
1つのテンプレートから複数レコードのPDFをまとめて生成できます。
1ファイル内に複数の請求書・納品書を連結して出力できます。
商品明細行のグルーピング・集計(品目別・部門別など)に対応
これにより、「請求書だけは自社デザインにしたい」「取引先ごとにレイアウトを変えたい」といった細かなニーズにも、コード改修なしで柔軟に対応できるようになりました。
Salesforce と Sanka のデータ連携をより高速かつ安全に行うため、インポート/エクスポート基盤を大幅に拡張しました。 標準オブジェクトだけでなく、カスタムオブジェクトからの大量データ連携にも対応しています。
Salesforce からのインポートは、オブジェクト別モジュールとして実装されています。
会社(Account)・取引先(Contact)・商品(Item)・受注(Order)、カスタムオブジェクトなどの連携に対応
ストリーミング処理やチェックポイント(再開用)を活用し、大量データでも高速処理
さらにエラー対処を改善するために詳細なログ・進捗管理に対応し、途中停止や失敗時も原因を追いやすい設計になっています
また、プロパティやオブジェクトのマッピングも自由な設計になりました。例:カスタムオブジェクトから Sanka 請求書へのマッピングなど
所有者情報や関連オブジェクト(顧客・会社)の自動振り分け機能も搭載
各モジュール共通で、「Salesforceフィールド → Sanka項目」のマッピングを細かく定義できます。
Salesforce側の候補フィールドを動的取得、Sankaのプロパティにドラッグ&ドロップで簡単マッピング
カスタム項目(__c)やユーザー参照・レコードタイプ・添付ファイルURLなどもマッピング対象として選択可能
アソシエーションマッピングを使って参照関係もアソシエーションとして取り込み可能
これにより、「Salesforce側のカスタム項目を、Sankaのカスタムフィールドや関連レコードとして取り込みたい」という高度な要件にも対応できます。
エクスポートについても対応オブジェクトを拡充しています。
Sankaのレコード情報をSalesforceのCRMデータとして作成・更新
大量データも非同期で安全に処理
既にSalesforce側に存在するレコードは更新、新規のみ新規作成する設計

Sankaは、「使いやすさ」と「業務効率の最大化」を追求するAIベースのクラウドERPとして、日々進化を続けています。
このたび、新たにショートカット機能、アドバンスサーチ機能、そしてプライベートビュー機能の3つのアップデートをリリースしました。
今回は、それぞれの機能がどのように日々の業務をサポートしてくれるのか、わかりやすくご紹介します。
日々の業務で、「あのモジュールにすぐアクセスしたいのに、クリックが多くて面倒…」と感じたことはありませんか?
Sankaのキーボードショートカット機能を使えば、そんな煩わしさから解放されます。
たとえば h を押すだけでホーム画面へ移動
1-1 といったショートコードで特定のモジュールへジャンプ
視覚的なナビゲーションを待たず、直感的に操作ができるようになり、業務のスピードが格段に向上します。

複数条件を組み合わせた検索が、より柔軟かつ簡単にできるようになりました。
ビュー内で検索バー横のフィルターアイコンをクリックするだけで、高度な条件設定が可能に。
一度設定した条件は保存しておけるので、何度も同じ絞り込みをする手間が省けます。
さらに、従来はオブジェクト管理画面内にあった検索スコープ機能が検索バーに統合され、細かい条件指定がより直感的に行えるようになりました。
データを探す時間を大幅に削減し、判断やアクションまでのスピードが加速します。

共有ビューが増えてくると、「このビュー、自分しか使っていないのに他の人にも見えてしまう…」「管理がごちゃごちゃしてきた…」と感じることはありませんか?
そんなときに便利なのがプライベートビュー機能です。
自分のアカウントだけが閲覧できるビューを作成可能
チームに影響を与えることなく、自分の仕事スタイルに合ったカスタマイズができる
プライベートビューは作成時のみに設定ができます。作成したパブリックビューをプライベートには出来ません。
情報整理と集中力アップを両立させるこの機能は、特にマネージャーや現場リーダーにおすすめです。

今回のアップデートは、Sankaが目指す「複雑さのない業務管理」の実現に向けた大きな一歩です。
ショートカットで操作時間を短縮
アドバンスサーチで必要な情報に瞬時にアクセス
プライベートビューで、自分だけの快適な業務環境を構築
Sankaはこれからも、現場で本当に役立つ機能をスピーディに提供していきます。
ぜひ今回の新機能を活用して、よりスマートな業務体験を体感してみてください。
Sankaユーザーの中でも人気の高いサブスクリプション管理の機能が大幅リニューアルされました。
サブスク型のビジネスモデルにおいて、収益の可視化や顧客分析は欠かせません。今回のアップデートにより、より直感的かつ戦略的にサブスクリプションを運用できるようになります。

1. MRRの構造と成長を棒グラフで可視化
月次経常収益(MRR)の新規獲得・継続・解約などの構造を、視覚的なレポートとして表示できるようになりました。
誰が、どのプランで、どれだけ収益に貢献しているのかを一目で把握でき、KPIのトラッキングや経営判断に活用いただけます。
2. コホート分析で「継続率の壁」を突破
新機能として、コホート分析が実装されました。顧客を「初回請求月ごとのグループ」で自動的に分類し、それぞれの継続状況や解約傾向を時系列で追跡可能に。
3. 請求データの「顧客・商品」分析で収益の構造を深掘り
さらに業種別や商品カテゴリ別に請求データを自動集計・分析できるようになりました。
「どの業界の顧客が収益性が高いのか」「どの商品カテゴリがリテンションに貢献しているのか」など、商品戦略・営業戦略の見直しにも直結します。

上記のレポート機能は「レポート」オブジェクトから棒チャートやラインチャートで売上請求オブジェクトを指標に作成することが可能です。
4. Stripeなど外部決済サービスとの連携がよりスマートに
今回のアップデートでは、外部決済システムの決済ステータスの自動取得・更新を、Sankaのワークフローからだけではなく、Sankaのサブスクリプション画面から直接可能になり、より直感的な操作性を実現しています。
その他軽微なバグ修正、機能改善が加わっております。
直近で非常に案件が増えているパートナー「HubSpot」との連携が大幅リニューアルされました。
今回の更新で、Sankaの全機能が、HubSpot上で直接使えるようになりました。
また、HubSpotユーザーとSankaユーザーを連動させることで、HubSpot上で作成されたレコードも、Sakaのユーザーログが残されるような仕様に変更されております。

HubSpot CRMとSanka ERPを連携することで、フロントオフィスとバックオフィスがシームレスに連動される唯一無二のトータルソリューションを提供できることになっております。

HubSpotとSankaを連携させることで、これまでHubSpotで弱いとされていたコマース(帳票管理、サブスク管理、在庫管理)はもちろん企業全体の生産性改善施策(予実管理、承認フロー、タスク管理)などがHubSpot上でできるようになります。
これを機会にぜひHubSpot連携をお試しください。
https://help.sanka.com/ja/articles/75-hubspot%E9%80%A3%E6%90%BA
その他軽微なバグ修正、機能改善が加わっております。
新しくなった「アーカイブ機能」:多くご要望としていただいていた、アーカイブされたレコードを、通常のレコードと分ける機能をが実装されました。
新しくなったアーカイブの専用ページからレコードを一覧することができるので、アーカイブ時にデータが混ざってしまってしまう事象や、有効化時にどのデータを有効化すべきか分からなくなるといった課題が解決されています。
また、この変更に応じてビューのカラムから「利用ステータス」無くし、よりシンプルなデータ管理を実現しております。アーカイブ一覧はビュー管理のボタンから確認いただけます(以下スクリーンショット)

アーカイブ機能と同様に多くの機能要望があった従業員管理とユーザー管理の統合が実現されました。
この変更により、ユーザーに従業員情報(勤務情報や契約)を追加することできるので、管理がよりシンプルにすることが出来ます。
すべてのワークフローアクションを、承認アクション、オブジェクトレコードの作成 / 編集 / 変換 / 合算、レンケーサービスのインポートとエクスポートなど、小さなグループに分類しました。これにより、ワークフローをより簡単に理解し作成できるようになります。
一部の負荷の大きいタスクを小規模なサーバーに分割しました。これにより、他社のオペレーションの影響を受けることがなくなります。
新しいチャットボットとヘルプセンターを実装しました。これにより、即座に回答を得られるだけでなく、より良いコンテキストを伴った専用のサポートを提供できるようになります。この改善が、顧客体験の向上につながることを期待しています。
最後に、新しいロゴができました!気に入っていただけると幸いです。

その他軽微なバグ修正、機能改善が加わっております。