ワークスペース、モジュール、オブジェクト、レコード、プロパティといったコンセプトを理解することは、Sankaを上手に活用するために非常な重要なステップです。
この記事では、これらのコンセプトの意味や利用シーンなどについて詳しく説明していこうと思います。
それでは早速はじめていきましょう。

Sankaの全体図
Sankaはワークスペース、モジュール、オブジェクト、プロパティというテクノロジーを掛け合わせて、汎用性と専門性の両立、革新的な開発スピード、圧倒的なコストパフォーマンスを実現しています。
ワークスペース
Sankaにおけるワークスペースとは?
ワークスペースは、Sankaで利用するグループアカウントを指します。

各ユーザーアカウントをワークスペースに紐づけることで、ワークスペース内でのユーザー権限を効率的に管理ができます。
利用料の支払い、データ量の管理、システムのログなどはワークスペースごとにされるので、ご承知おきください。
ワークスペースでできること:
通貨、タイムゾーン、ユーザー権限などの設定を構成
Sankaが提供するソリューションにアクセスし、ビジネスのニーズに合わせて管理
チームメンバーとアクセスを共有し、役割を割り当てて、円滑なチーム作業を実現
オブジェクト
Sankaを使いこなすために、特に重要なのは「オブジェクト」「プロパティ」「モジュール」の3点です。一つずつ見ていきましょう。
オブジェクトとは特定の業務を効率的に管理するためのデータベースです。
例えば「商品オブジェクト」商品データ、「受注オブジェクト」には受注データが格納されていきます。
すべてのオブジェクト一覧はこちらの記事をご確認ください。
プロパティ
プロパティとは、上記で説明したような商品オブジェクトの「商品名」「商品説明」といったデータの項目を指します。エクセルで言うと列にあたる情報として認識していただければ、問題ありません。
レコード
レコードとは、オブジェクトの中にある一つ一つのデータを指します。例えば商品A、商品Bといったデータをレコードとして認識いただければと思います。エクセルで言うと行にあたる情報です。
モジュール
モジュールは、オブジェクトをまとめたデータベースのグループです。モジュールでオブジェクトを組み合わせることで、部門ごとの業務フローから、全社的な業務プロセスまで自由に構築が可能です。
まだこれだけだとイメージが掴みにくいと思うので、例を見ていきましょう。
上記で説明したようにモジュールとオブジェクトを組み合わせることで、以下のような自社の業務フローを効率区することができます。
在庫管理モジュール:商品、在庫、ロケーション、入出庫オブジェクトを活用してリアルタイムな在庫管理を実現
購買管理モジュール:企業、商品、発注、支払請求オブジェクトを活用して、仕入先や仕入品の管理、発注書の作成・送付、支払い請求書や買掛金への対応
受注管理モジュール:企業、商品、見積、受注、納品、請求オブジェクトを組み合わせ、営業活動の見積から請求までの一連の流れを管理・効率化
いかがでしたでしょうか?ワークスペース、オブジェクト、モジュール、プロパティといったコンセプトの理解度が深まれば幸いです。